アパレルブランド「canaco_(カナコ)」と、
手縫いカバン職人として活動する野谷久仁子さんのスタジオ「KUNIKO’S FACTORY」、
そして、私たち「kibi-ru ACTION」。
3ブランドのコラボレーションバッグをcanaco_の代表であり、
デザイナーの清松加奈子さんプロデュースで展開します。
3人の初顔合わせは、2020年2月。
場所は、KUNIKO’S FACTORYのアトリエでした。
アパレル会社を経営するデザイナー、清松加奈子さんと、手縫いカバン職人として活動する野谷久仁子さん。
第一線で活躍するおふたりの話は、どこまでも刺激的で創造力にあふれていました。
久仁子さんのお父上は、株式会社吉田(吉田カバン)創業者の吉田吉蔵氏。
吉蔵さんの鞄づくりのモットーを引き継ぐ久仁子さんは、腰が低く、おだやかで、
新しいものにとてもおおらか。見習うことばかりです。
加奈子さんは、ファッション業界の最先端を邁進する傍ら、針仕事や洋服づくりの楽しさを子どもたちに伝えるため、
さまざまな企画を進行中。そのバイタリティーあふれる仕事ぶりを心から尊敬しています。
大切にしているものは、ハンドワークの尊さ。
モノや伝統を大切にする心。
加奈子さんが語るブランドへの想い。それを聞いて深くうなづく久仁子さん。
私たちが意気投合するのに時間はかかりませんでした。
大切にしているものに共通点が多く、コラボレーションの話はすぐに決定。
その後、打ち合わせとサンプル制作を重ねながら、現在のスタイルに。
手から手へと引き継ぎながら、同じものが一つとない、自由で、巧みで、サスティナブルなバッグが誕生します。
誰が作ったかは関係ない。
世界にひとつのアートファブリック。
久仁子さんも加奈子さんも、この生地づくりに障害者福祉施設が貢献していることを
特別なことだと捉えてはいません。
「誰が作ったかは関係ない。私たちはいいものをつくるだけ」
「障害者だから採用するわけではない。一つの素材として評価している」と、うれしい言葉をいただき、
プレッシャーを背負いつつも、日々、素材づくりに励んできました。
加奈子さんは、私たちがつくった布を「アートファブリック」と呼びます。とても光栄なネーミングです。
<アートファブリック|制作協力施設>
一般社団法人ION(あいオン)
https://ion-aion.org/
NPO法人バオバブの木
https://baobabunoki.wixsite.com/baobabunoki
イメージムービー完成。2020年12月から公開。
オンラインショップでの販売もスタート。
制作風景や、カナコーンの展示会をまとめたムービーです。すべてが手作業。ぜひ、ご覧ください。
コラボレーションバッグは、その特性から大量に生産できるものではなく、
時間を費やしながら少しずつ、個体差をもって生まれていきます。それだけスペシャリティなものであり、
国内はもとより、海外へも視野を広げて動き出しています。
ぜひ、その手でお楽しみください。
オンラインショップはこちら↓
KUNIKO’S FACTORY
https://www.kunikosfactory.com/
*
PV編集
https://gl-lifegraphy.com/
大切なことを見失いがちな今だから
さまざまな人・手・心をつないで
届けたいものがある。
Now it is easy to lose sight of something important.
We want to deliver something that
connect people as if they are holding
their hands and touching their hearts.