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アトリエ販売がスタートして
お直しやリメイクのご注文が増えました
ひさしぶりに再会する、なつかしいバッグ。使い込まれた様子を見ると、ジュワ〜とうれしさが込み上げます。
先日、アトリエにお越しいただいたSさんは、愛おしそうにバッグを眺めながら
「この子に救われたんです」とポツリ。
過労から引きこもりがちだったときにこのバッグに出会い、鮮やかな色に励まされて、外出できるようになったと。
「それまで黒いバッグで出勤してたんだけど、このバッグで会社に行くようになって、いろんな人にすてきねって褒められるように。
それから、だんだん元気が戻ってきたんです」
うわ〜。どうしよう。なんだか、恐縮です。
お直し後のバッグを見てうれしい、うれしいと、子供のように喜んでいただきました。
すてきなお話しをありがとうございます。私も縫い子も感謝を込めて、お直しさせていただきました。
使用生地
ADLAS(アドラス) ウズベキスタンの伝統的なテキスタイル。
日本の絣と同じような方法でつくられた色鮮やかな布地。
ずっと探していたんだけれど、出会うのは商品化されたものばかりで、「布」で売っているところがない。
オーナーのオビドさん、日本語がお上手。「こっちは安物。本物はこっち。これは機械織、こっちは手織り」と、説明もわかりやすい。
ここにある布は、ほとんどが着物の帯にリメイクされるそうで、日本人好みの色柄が多い。
モノによっては2m単位で切り売り可。「きれいなバッグをつくってウズベキスタンの伝統工芸品を広めてください」とオビドさん。