きびる旅|池袋【自由学園 明日館】へ。大正時代の建築物はいまも変わらず輝き続けていました

〜自由学園 明日館〜

アーチコレクション代表の美濃さんに会いに、そして、
国指定重要文化財である「自由学園明日館(みょうにちかん)」を見に行ってきました。

明日館|きびるアクション

2022年3月1日からスタートした、アーチコレクション主催「久家道子コレクション、スマック(キリム)展」。

アーチコレクション代表の美濃さんに会いに、そして、会場である国指定重要文化財
「自由学園明日館(みょうにちかん)」を見に、
ひょっこり時間ができた水曜日の午後に行ってきました。

自由学園は、大正10年(1921年)に女学校として創立。明日館は自由学園の校舎として、
アメリカが生んだ巨匠フランク・ロイド・ライト氏の設計により建設されたものです。

池袋駅から徒歩7分ほど。古い家屋がひしめきあう、駅近とは思えない昭和な住宅街の中に立つ明日館。
モダンな建築、隅々まで手入れが行き届いた庭。2021年に100周年を迎えたそうで、
どっしりとした風格の中にいまも光るモダンなデザインが印象的でした。

自由学園 明日館
https://jiyu.jp/

明日館|きびるアクション

明日館|きびるアクション

明日館|きびるアクション

なんといっても目を奪われたのは、幾何学模様の窓。明日館の資料によると、
ライト氏は、高価なステンドグラスを使用する代わりに、木製の窓枠や桟を幾何学的に配して工費を低く抑え、
かつユニークな空間構成にしたそう。

一見、ステンドガラスのように見えますよね。窓の向こうに広がる緑が四季折々に色を添えるのだろうな、
差し込む太陽は床におもしろい影をつくるんだろうな、
なにより、この風景を見ながら勉強に励む学生たちは楽しかっただろうな、なんて、
イマジネーションが膨らみ、考え抜かれたデザインだなとうっとりと眺めていました。

明日館|きびるアクション

明日館|きびるアクション

明日館|きびるアクション

明日館は、使いながら保存する「動態保存」を全国に先駆けて取り入れています。
コンサートやウエディング、趣味の教室、オフィス会議など、年間1200以上の貸出を行なっているそう。
スタッフが毎日清掃、修繕を行ない、建物の傷みを細かくチェックしているそうで、
磨かれた床や階段、椅子などの備品を見れば、いかにていねいに手をかけているかが分かります。
愛にあふれているんですよ。

見学のみは500円。コーヒーや焼き菓子がついた喫茶付見学は800円(私がいった日は喫茶がお休みでした。残念)
火をおこした暖炉が見られる夜間見学の日もあるそうです。

自由学園 明日館
https://jiyu.jp/

スマック展の様子はfacebookページやinstagramに投稿しています。
よかったらご覧ください。

https://www.facebook.com/kibiru.action/
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あ、そうそう、美濃さんは元気でしたよ(笑)。
いつもパワフル。会えばもれなく元気がもらえます。

 

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