おもな協力団体
一般社団法人 ION(あいオン) <東京都 西東京市>
知的障がいや発達障がいのある方を対象とした、障がい福祉施設
はぎれを指定のサイズにカットして、ジクソーパズルのように布地に貼り合わせていきます。スキマを開けず、重ねすぎず、ほんの少しだけボンドをつける。細かい指示が多い作業をスタッフとともにていねいに行っています。わずかな切れ端も生かす「CUT」のアイテムは、彼らの地道な作業からスタートします。また、着物や洋服の解体作業も得意で、企業からも依頼がくるほど年々腕をあげています。
一般社団法人ION(あいオン) ホームページ
https://ion-aion.org/
NPO法人バオバブの木 そらのいろ <埼玉県所沢市>
重度身体障がいをもつ方々を対象とした、生活介護施設
作業にあたるのは、おもに20代の若者。布を選ぶ人、貼る人など、それぞれの得意を生かした作業を行います。スタッフと二人三脚で行う「さをり織り」は、細長く裂いた古布を織り込んでいます。3cm以下の小さなはぎれは、12cm四方の布の上に重ね合わせて、コースターとして蘇らせています。自分たちが手がけたものが飲食店や展示会で販売されることを、親御さんたちがたいへん喜ばれています。
バオバブの木 ホームページ
https://baobabunoki.wixsite.com/baobabunoki
介護付有料老人ホーム 桂の樹 <埼玉県所沢市>
所沢診療所が併設された、地域に住む方々のための高齢者ホーム
地域に開かれたコミュニティールームを運営するなど、入居されている方の活躍の場、豊かな暮らしの場を大切にしている老人ホーム。現在、コースターのパッケージ作業をボランティアで行っていただいています。手先を使う作業は脳によい刺激を与え、若いころの記憶が蘇ったり、まだやりたいと意欲がわいたり、さまざまな効果を生み出しているようです。「作業を通して入居者様の新しい一面が見えた」とはスタッフの方の声。
埼玉県立和光南特別支援学校 <埼玉県和光市>
校内実習の時間に取り組むコースター制作
校内実習とは、卒業後の社会生活を体験的に学ぶために、授業時間の多くの時間を作業学習(働く活動)に変更して行う学習活動。2022年から埼玉県立和光南特別支援学校の校内実習で、CUTコースター制作に取り組んでいただいています。作業にあたるのは、高等部の生徒。つくったものがそのまま販売品になるため、緊張感するという声も聞かれますが、できあがったものは若さに満ちたアートな作品となっています。
埼玉県立和光南特別支援学校 ホームページ
https://wakominami-sh.spec.ed.jp/
kibi-ru ACTIONの
サスティナブルな取り組み
私たちがめざす、5つの目標
私たちは、世界各地の古い民族衣装をリメイクして、大人の女性に向けたエスニックなデイリーバッグを制作販売しています。企画・縫製は、すべて国内です。
材料の一部を、子どもの教育や女性の自立支援を行う国際ボランティア団体(タイ、グアテマラ)から購入。その費用が団体の活動資金として役立てられています。
工場で処分される余剰生地や生地見本、アパレル企業の残布、革の切れ端など、捨てられる素材を材料の一部として活用しています。
バッグを長く使っていただくために、ご購入後のメンテナンスは無期限で承ります。一度分解して形やサイズを変えることも可能です。また、不要になった洋服や着物をバッグへとリメイクするセミオーダーも受け付けています。
くわしくはこちら
はぎれをつかったワークショップを開催しています。世界各地の民族布にふれながら、異国を身近に感じ、小さなはぎれを無駄なく使い切るという、クリエイティブなエコ体験をご提供します。
障がい者支援施設と連携しながら、バッグ制作で生まれるはぎれを、染め、織り、パッチワークによって新しい素材へと生まれ変わらせ、「CUT」というシリーズで発表しています。