135に及ぶ民族が暮らすといわれるミャンマー
「ナガ族」の刺繍布をつかったきびるバッグ
ナガ族は、ミャンマーとインドの国境付近に暮らす少数民族で、チン族に属します。
ひとくちにナガ族といっても、習慣や言葉によってさらに35以上に氏族分けされ、人口は約200万人といわれます。
独自の文化や伝統を維持し
「世界でもっとも孤立した民族のひとつ」と呼ばれるナガ族
かつてのナガ族は、首狩り族として広く知られ、長い間、外の世界との接触を拒んできました。
独自の文化や伝統を維持し「世界でもっとも孤立した民族のひとつ」とも呼ばれます。
宣教師の活動によりキリスト教徒が増え、首狩りの風習は終了。
現在は、許可をとれば外国人も現地にいくことができ、村は観光地化が進んでいるそうです。
友人の花さんこと、花泉 雅徳 (masanori hanaizumi)さんが初のミャンマー旅に出たのは、昨年の11月。
現地から送られてくるヤンゴンのマーケットや、日本人が足を運んだことのない秘境の村の写真は、
どれも刺激的で興奮しました(この話は次回)。
ミャンマーと日本の時差はおよそ2時間30分。スマホを使って
「その布はいくら?」「◯◯円っす」「3枚買う!」などとリアルタイムで連絡をとりあい、
自宅にいながら現地ショッピングさせてもらいました。文明の利器と花さんのおかげです。
ヤンゴンのマーケットには、ミャンマー各地の手仕事が集まります。「花さん、ナガ族の刺繍布見た?」「見た見た。明日交渉してきます!」と、フットワークが軽い花さんには感謝しきり。写真はそのときの様子。大判の布は、防寒着としてショールのように体に巻きつけるそうで、お店のお母さんが実演しながら説明。こうして、花さんは現地コーディネーターとともにミャンマー各地をめぐり、少数民族とふれあいながら貴重な布を仕入れてきました。
刺繍布をアップリケにして、さまざまなバッグを制作。
現地にもないオンリーワンデザイン。
子供が描いたような素朴なタッチの刺繍は、どれも愛嬌があり、ピュアなだけに心惹かれます。
動物の牙をつけた兜のような形は、民族衣装に見られる被りもの。
ナガとは、耳飾りという意味だそうですが、耳から飛び出したステッチはそれを表しているのかもしれません。
この刺繍を図案ごとにカットして、アップリケにしました。
ボニーバッグやトートバッグなど、さまざまなバッグに使用。
一つひとつにナガ族の暮らしぶりが想像できて、とてもユニークなバッグになりました。
6月の展示販売会でどうぞご覧ください。
kibi-ru ACTION BAG展
〜With a Torch〜
2019年6月26日(水)〜7月2日(火)
10時〜18時
初日は13時〜20時、最終日は10時〜15時
所沢市東町13-29 H-CUBE東町 1F
「H-Gallery」
所沢駅西口から徒歩8分
くわしくは、
https://kibiru-action.net/with-a-torch/